そんな事でアナログレコードの音の良さに今更ながら目覚めてしまった訳ですが、しばらくすると使用中のカートリッジ(ortofonの入門用カートリッジの2M Red)ではレコードの音を拾いきれていないのを感じるようになってきました。
そこで上位機種の2M Blueをポチりかけたのですが、Ge3からDENONの103丸針を強く勧められまして、初めてのMCカートリッジ入手となりました。
MCですので昇圧トランスが必要な訳ですが、3年ほど前に市野さんからその価値も分からずに入手していたパートリッジの昇圧トランスがあったりするのです、これがw。
ortofonとDENONの端子の位置の違いに惑わされたり、リード線を切ってしまわないかと心配しながらも、なんとかカートリッジを取り替え、針圧を「豆」を乗せた状態で2・5gに調整し、昇圧トランスをセットして、いよいよ音出しです。
(カートリッジの上に豆を貼る。劇効きのチューン方法ですw。詳しくは次回)
Ge3>126.3p ですね。全然違うでしょう。今後、音の問題はこれ以降の下流にあると考えて良いよ。
と上々のお墨付きをいただけましたw。
103のトレーニングは約1時間かかるとのこと。
Ge3>取り敢えず早めたろか?
!? そんなことできるんですか?( ̄◇ ̄; )
いえいえ、ここは音の変化を楽しまなくては、とご遠慮しまして、
103の音の変わり具合を確認していきました。
鳴らし始め:柔らかく繊細な音。音の波動が細かい。エネルギー感はMMに比べてやや劣る
15分後:演奏のニュアンスがすごく良く分かる
30分後:きささんのリクエストでケルンコンサート。
ピアノの音の張り、ニュアンス的な情報量がMMに比べて段違いに多い。
エネルギー感もしっかり出てきた。
1時間後:オーケストラの音が抜群に良い。空間に音が満ちるw。
こんな音を聴いてれば、オーディオでクラシックにハマる人が多いのも納得できます。
知らない旋律でも、音の張りや鮮度、密度、響きの美しさを聴いているだけで面白いのです。
正直、クラシックなんて何が面白いんだ??と思っていました。
こうなると、これまた市野さんの紹介で入手した、オーディオ愛好家が手放したレコード群が「宝の山」に思えてきますw。
適当に手に取った一枚がこれだったりしますw。
長々とUPしてきてしまいましたが、アナログ回帰のご報告でした。
その後、Ge3とは
「じゃあ512bitでデジタル録音して、それをアナログレコードにすれば面白いんじゃない?」
なんて妄想話してますw。