「でも、アイソレーショントランスで(コモンモード)ノイズ はほとんど取れているはずでは?」
「トランスより上流のノイズは取れている。だけどトランスより下流のシステムの各機器から出ているコモンモードノイズ はアイソレーショントランスでは取りきれない。コレはそのノイズを取るためのもの」
この後、コモンモードノイズ とその対策についてネットで調べてみました。
要は、主にPC・ONU・DACなどのデジタル機器から流れ出る高周波ノイズのことで、理想的には各機器ごとに専用のコモンモードノイズ フィルターが必要なようです。
「う〜ん、市野さんのノイズフィルターが何個もいるな〜(軍資金足りない〜)」
そんなことで、ネットでコモンモードノイズ フィルターを調べていると「アモルメットコア」という製品がありました。
Ge3で遊び始める前に「ファインメット」では相当遊んだものですが、最終的には「音が削られる」感じが気になり、現在ではシステムから全て外しています。
「ナニナニ、アモルメットはオーディオ専用に開発された合金で、ノイズだけを取り音声信号は変化させないだと?」
複数の記事で同じことが書かれています。それなら大丈夫かもしれないと思い、いくつか入手してみました。
RCAケーブルやPCの電源ケーブルをコアに通して音を出してみると・・・
「音が削れてる〜(´;ω;`)」
期待していたのですが、ファインメットと同じような音質変化でした。
ノイズは確かに減ってSN比は良くなるのですが、音の一部まで削り取られ、音のバランスが不自然で、伸びやかな響きが減ってしまいます。
コレではダメです。
さ〜てどうしたもんか・・・・
そう言えば、市野さんと電話でノイズについて話していた際に「赤Qを機器のパーツに塗ると、コモンモードノイズフィルターと同じような効果があり、SN比が良くなって音が澄む」と私が言ったところ、「赤Qには輻射ノイズを吸収する効果があると聞いたことがあるような気がする」と市野さんが仰っていました。
きささんに確認すると「言うたかなぁ〜?」とハッキリしませんw。
でも、「赤Qに輻射ノイズ吸収効果がある」とすると、コレまでの処置で音質や画質のノイズ感が減って、音も映像も澄んでくる、という変化に辻褄が合います。
赤Qがノイズフィルターとして機能するのであれば、いろんな処置方法が思い浮かびます。
と言うことで、結局赤Qを用いたチューンに戻ってしまったのですが、やってみましたw。(推測が正しいかどうかは定かではありませんw)
クリアファイルにガラスクロステープを貼り、それに赤Qを筆で塗りました。
使用する際には、テープをクリアフィルから剥がし、はさみで必要な長さに切って用います。
「鼓筆LAN」に赤Qテープを巻いたところ、効果が倍増しました!!。差し込んだ瞬間に音が澄んでクリアに変わるのがわかりますw。LANケーブルやHDMIケーブルの端子に巻いても同じような効果が出ます。
HUBに挿してある「鼓筆LAN」は4つからさらに減ってとうとう1つに。これでも十分な感じです。
ONUのLAN端子に挿してあった「鼓筆LAN」にも赤Qテープ巻き。これがよく効きましたw。
HDMIケーブルの端子に赤Qテープ巻き。これも良く効き画質がシャープに、色が濃くなりました。
これらの効果は大したもので、システムに多数設置してあった「要石125」「要石25」+「あかんケーブル」をほとんど外した状態でも、同じ程度の音や画像のSN比になることです。
締めです。
コモンモードノイズ 対策が重要なことは分かりましたが、それではGe3で言うところの「ゲゲゲなノイズ」は取らなくても良いのでしょうか?
やってみましたw。
「雷智F3」をコモンモードノイズ フィルターの下流に巻いたところ、
「音が滑らかになり、生気が感じられる」ようになりました。
画質も同様な変化で、映像から「温かみ」を感じます。
一言で言うと「生気が出てきました」。
やっぱり「ゲゲゲなノイズ」も取らなくてはですねw。
それで、今までのGe3アイテムを用いたノイズ対策では片手落ちだったのか・・・?
という最初の疑問についてですが、「そりゃそうだ」というのが結論ですw。
だいたいGe3でも市野式のコモンモードノイズ フィルター売ってたし。(販売終了してます)
アイソレーショントランスもコモンモードノイズ フィルターもシステムには当然必要です。
一つ言い忘れました。
Ge3のノイズ対策製品は「音が削れる」感が無いのが良いですね、というかスゴイですね ^ - ^ 。