PCオーディオな日々

オーディオの音質向上とクルマいじりの日々w。チューンアイテムは摩訶不思議なモノばかり!?。

摩訶不思議期 20

LANオーデォ偏 その2

 Ge3値については、Ge3で「機器のカテゴリーごとの音質に対する影響力」という観点を加えた形での検証をしていただけるということですので、その発表を待つとして、その間にNAS(HS-210)とAVアンプ(VSX-S510)のチューニングと、その音質の変化状況についてUPして行きたいと思います。

 先ずシステムの機器構成の変化ですが、これまでのPC→DAC→AMP→SPから、PC→ルーターNASルーター→AVアンプ→SPという構成に変わりました。楽曲のWAVデータをNASに保存する際にPC→ルーターNASという構成で行い、再生の際にはNASルーター→AVアンプ→SPという構成になります。

 見た目はPCとNASとAVアンプから、それぞれLANケーブルでルーターのLANポートに接続しているだけです。AVアンプ以降は従来と同じです。PC、ルーターNAS、AVアンプ間の音声信号のやり取りは「LANケーブル」によって行います。この点もこれまでの機器構成と大きく違う点です。USBケーブルやRCAケーブルが不要になってしまいました。

 つまり、先の検証で音質のボトルネックだと思われた、PCとAMPが再生ラインから無くなり、変わりにNASとAVアンプ(ネットプレイヤー内蔵)が加わったわけです。Ge3値の高い機器を用いたこともあるのでしょうが、この効果は絶大で、苦労してチューンしてきたこれまでのDACを主役としたシステムの音質を、ポン置きの状態で軽々と抜き去ってしまいました。音場の大きさ・深さと音の抜けの良さがぜんぜん違いました。 

 「LANオーディオ」の場合、再生の際にPCが関与しないので、PCを切ってもNASとAVアンプの電源が入っていれば再生可能です。AVアンプの画像出力をモニターに繋げると、NASに保存した楽曲のデータが表示されますので、AVアンプのリモコンで選曲して鳴らしています。(wifiによるコントロールも、いずれやってみたいと思っています)

 「LANオーディオ」が高音質である理由をネットで探していたら、こんなところを見つけまして現在勉強中です。要は、音質悪化の原因である「ジッター」(デジタル信号の時間軸の揺らぎのことでレコードプレーヤーでたとえると ワウ・フラッターに相当するもの。立体感や音のキレに影響するそうです)が少ないのだそうです。http://www.linn.jp/ds/voice/img/pdf/vol02_1_0-6.pdf

(無断借用ですw。著者様スミマセン)

 NET動画の音声は、PCに組み込んだサウンドカードのアナログ出力からRCAケーブル(超銀蛇シールド!ああもったいない。でも音質向上しました。ニコニコ動画がウソみたいに高音質!w)でAVアンプのアナログ入力(CDライン)に繋げて鳴らしています。TVの音声は、TVの光ケーブル出力からAVアンプの光ケーブル入力に繋いだところ鳴りました。それぞれの切り替えはAVアンプのリモコンで出来ます。

 「LANケーブル」は安価で超高性能な製品がありますので、お財布的にもありがたいですw。(価格が高騰すると困りますので、ご興味のある方はGe3のサイトで探してみてください)NASやAVアンプも中級のAMP一台の値段以下で手に入ってしまいますので、「LANオーディオ」自体がお財布にやさしい!。

 PC自体やネットワーク環境は、どなたもすでにお持ちでしょうから、高級なオーディオ機器などには手を出さずに、普及帯の価格のNASとAVアンプを入手するだけで、音質を劇的に向上させることが可能です。(さらに、それらをGe3アイテムでチューンすれば、トンでもない高音質になりますw)

 私も、もう少し早く取り組んでいれば散財しなくてすんだのに(泣き。でもDACを中心とした弄りも楽しかったからいいんですw)。これからPCオーディオ系に取り組まれる方は、お財布のことを考えて「LANオーディオ」一本で行きましょうw。音質もこちらの方が良いですw。

 前置きが長くなり過ぎました。先ずはNAS(QNAP HS-210)のチューンについてです。Ge3で公開された手順でやってみました。

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  HS-210の裏側です。見えている6箇所のネジを外すと蓋が開きます。

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  蓋が開いたところ。まだ1ベイにしかHDDを入れていません。HS-210との互換性が検証済みなWD Redを用いました。それでも3.0TBもありますので私には充分です。この後、基盤を止めている5箇所のネジを外します。1箇所は紙テープで封印されていますが、かまわず外してしまいますw。(ただし、これでメーカーの保障が受けれなくなってしまいますが、保障無し上等(w)の方は、自己責任と勢いで行っちゃってくださいw。後悔はしないと思いますw)

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  基盤を外したところ。配線が無い!のでサクッと外れます。なんて潔いシンプルな姿w。このNASが高音質なのは、ファンレスであること(振動が無い)と、設計がシンプル(不要なコネクリが無い)ことにあるのではないかと思いました。

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 基盤を裏返したところです。写真上部のICチップ2箇所にQシートのミルフィーユ・チップをぺたっと貼り着けます。QシートはGe3が誇る必殺チューニングアイテムです。原理は私には説明できませんが、音質を劇的に向上させることのできる非常にチートな(w)アイテムです。「振動対策+物性の向上」の効果があります。近日中に製品版が発売予定(?)だそうです。

(このときは使い古しのQシートを剥がして用いましたが、私が早く欲しい欲しいと騒いでいたら、なんと発売前の製品版の切れっ端がGe3から送られてきました。試験をしてレビューするように、との指令メールも来ていましたw。AVアンプのチューンには、それをカットして用いています)

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 基盤の表側です。LANケーブルのコネクターにQシートを貼ります。やはり振動対策だとのことです。

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 ついでに接点部分に「もあれプラチナPlus」を塗布しました。

 これで組み立て直して処置は終わり。非常に簡単で、ゆっくりやっても20分もかかりません。Ge3によると、この処置でHS-210のGe3値が126.7pzから138.2pz(!)に向上するそうです。処置が上手く行ったのかをGe3に確認してもらったところ、OKとのことでしたw。

 さて、音質の変化はというと、いきなり音が分厚い!!、そして濃い!!!。(Ge3では「音が熱い」と表現されています)音の密度がグッと向上して、手で触ることができそうな錯覚を感じました。音像も丸いというか球形になりました。そしてその球面に沿って輝かしい艶が出てきましたw。

 チューン直後でこの変化ならば、トレーニング終了時にはいったいどんな音になってしまうのでしょうかw。

 ともあれ、HS-210を入手したら、必ずこの処置を行いましょうw。オススメです。

 次回はAVアンプのチューンをUPします。