摩訶不思議期 1
いきなりですが、摩訶不思議期に入りますw。
その日、いつもの通り音質向上ネタをネットで探していると、SPのエッジにクレポリメイトを塗布すると、エッジが軟化してSPのコーンの動きがスムーズになることで音質が向上する、という情報を見つけました。(後でよく読んでみると、ダイヤトーンの特定のSPエッジに限る話でしたw)
これはすぐに試してみなければと、ホームセンターでクレポリメイトを購入し、絵筆でSPエッジに塗布してみました。期待しながら音を出してみると、
激劣化してました!!・・・(泣き)
繊細な高音も、艶も、包み込まれ感もすべて消えています・・・もう、目の前が暗くなりましたw(笑い事じゃない)。ポリメイトがSPエッジに幕を張り、コーンの微細な動きを阻害しているようです。
その後、中性洗剤でエッジを洗浄したところ、かなり効果がありまして、大体元の音質に戻すことができました。それでも僅かに違和感が残っているので、ポリメイトの主成分であるシリコーンを落とす方法を探しました。
「シリコンオフ」という製品がシリコーンを落とす効果が高いとのネットでの評判を知り、麺棒に染み込ませて恐る恐る吹いたところ・・・
(やはり、正しく使いましょうw。イオン化の際の汚れ落しには便利ですw)
音質向上しましたw。
中高音の透明感と切れが増し、金属音がよりリアルに、ボーカルの音像がきゅっと締まり空間に浮かんでいます。おそらく、SPエッジが柔らかくなったのだと思います。
しかし、その音質向上効果は数時間ほどで消えてしまいました。シリコンオフの主成分であるイソプロピルアルコールは揮発性ですので、時間の経過と共に蒸発してしまうのです。又、イソプロピルアルコールは強い溶剤ですので、SPエッジの劣化も心配です。
結論的には、クレポリメイトをSPエッジに塗ることはやめましょうw。えらいことになりますw。
SPエッジが柔らかくなると、SPのコーンが動きやすくなり、音質向上効果が確認できるのですが、メーカーでチューニングしたバランスを壊している感もあります。
シリコンオフの塗布も止めておいた方が無難です。それでもシリコンオフのおかげで音質はなんとか元に戻りました。あやうく805Dが人柱になるところでした(思い出すとぞっとしますw)
しかし、そんなアホな試行錯誤をやっている過程で、またしても見つけてしまったのです。摩訶不思議な世界をw。