劇症期 3
CERENATE(セレナーテ)導入
何とか無事に(w)秋葉から帰ってこれましたが、805Dのことが頭から離れません。相変わらず601aも綺麗な音で鳴ってくれているのですが、805Dに比べると音場が平面的で、音の立体感、密度、情報量がはるかに違います。一旦レベルの高い音を聴いてしまうと、どうしても現状の音質に不満を感じてしまいます。
実際に複数のSPと聴き比べた結果、601aは決して低音質ではありませんでした。それどころか、1Fの優良SP群ともいい勝負でした。805Dが突出し過ぎているのです。
どうしても、あの音が欲しい。自分の中で結論は既に出ていました。今年予定していた車の買い替えは中止。RL906も売却。これでなんとか費用が捻出できそうです。
まだ問題が一つありました。パワードSPに拘ってシステムを構築してきたせいで、805Dを駆動するアンプがありませんw。
世間の情報では、805Dに適したアンプは数十万程度するとされていますが、とてもそんな予算はありません。二十数年前に購入したメインシステムのAB級アンプもあるにはありますが、でかい、重い、熱い、音質が今一w、と気乗りがしません。
どうしたものかと考えていましたが、素晴らしい効果を発揮してくれたL-AC-zn1のメーカーFFIDELIX社から発売されているパワーアンプ「セレナーテ」を候補とすることにしました。
これならなんとか手が届く価格です。超ローノイズのセリニティー電源を内蔵したアンプの音にも期待できます。
FFIDELIX CERENATE(セレナーテ)
見た目は今一ですが、何よりコンパクトでPCオーディオにはうってつけに思えました。
その後、苦心惨憺してなんとか両機種を入手しました。
805DPBは中古品です。805Dの中古品をネットで物色していると、ある美しいピアノブラックの805D写真がUPされていました。直感で「この805Dが私を呼んでいる!」と感じてしまい、勢いで入手してしまいましたw。
機器の接続を済ませていよいよ音出しです。
その当時のシステムの状況
ポン置きの状態での初音は・・・
非常に繊細でキメ細やかな音色です。特に高音の質が601aとは明らかに違う。定位も音場も情報量も向上していましたが、全体的にややおとなしい感じでした。全体的な印象は、ポン置きの状態で、セッティングの完了した601aをやや上回った、というものでした。入手した805Dは中古といっても、ほぼ新品に近い状態でしたので、まだまだエージングも不足していました。
今思えば、アンプとSPを手に入れただけで、秋葉で聴いたあの音を手入れることが出来るなんて、実に甘い考えをしていたものです。あちらはオーディオの鬼が最高級の機器やケーブル、音響を整えた上で出ている音ですw。
それでも805Dを入手できたことがうれしくて、毎日お気に入りの曲を聴いて悦に入っていました。