発症期 4
「ラダーケーブル」との出会い
ケーブルによる音質の変化の理由をネットで検索していると、「マルチョウ・エンジニアリング」さんにたどり着きました。
そこには「世界中全てのオーディオケーブルが持っていますキャラクターは、導電体に密着している絶縁体が誘電体歪を起こすときに発生する歪音だったのです。従来の技術では誘電体歪特有の音質変化をオーディオケーブルの個性と称し扱っていたのです」 と書かれていました。なんのことやらさっぱり分かりませんw。
ラダーケーブル P型 8段ラダー
それでも、その誘電体歪なるものを特許技術で解消したというラダーケーブルを入手してみました。601aはパワードSPですので、SPケーブルではなくRCAケーブルです(プリーメイン接続と同じ)。
また、ラダーケーブル購入前に安物のケーブルでいろいろ試した結果、601aはRCA端子よりもXLR端子入力の方が音質が良かったので、特注でRCA-XLR端子にしてもらいました。
ラダーケーブルは特有の音色を持たないということが特長ですが、そのことはラダーケーブルでしばらく曲を聴いた後、モガミのRCAケーブルに戻してみるとハッキリと分かりました。
一聴してこれはモガミの音だと分かってしまうのです。ベストバランスだと思っていたモガミがもっさりとした詰まった音に聴こえます。ラダーケーブルに戻すと音場が澄み、情報量が多く、抜けの良い音になりました。
それ以来、機器の接続はラダーケーブルを使っています(現在では大分改造していますが)。最高級のBL型も何本か入手してしまいました。この時点で、すでに金銭的感覚が麻痺してきていますw。BL型のエネルギー感の強さと澄み切った音色は特筆ものです。
マルチョウさんでは試聴用のケーブルを貸し出しもしてくれますし、好みのパーツを組み込んだ特注ケーブルも快くスピーディーに製作してくれます。ブログを見ると、オーディオマニアの大御所たちが特注ケーブルを製作してもらっている様子が伺えます。興味のある方は、まず試聴用の製品を利用されることをお勧めします。
このときのケーブルにノイズが乗っていることが音質悪化の原因ということの理解は、後の劇症期の活動に直結していくことになります。